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【東洋医学】虚実の実

東洋医学のちえぶろぐ vol.88
「虚実の実」

金曜のばんぶ〜です。

前回、虚実の虚の話をしました。今回は実の話しです。
ちなみに「実」は「じつ」って読んでくださいね。

虚している状態を虚証(きょしょう)、実している状態を実証(じっしょう)と言います。正確には虚していると虚証はイコールではない場合もありますし、虚しているからと言って虚証の症状が出るわけではありません。
この辺は難しく考えずにいきましょう。


足りていない虚に対して実は有り余っている、満ちすぎている、溢れかえっているという状態と言っていいでしょう。良いものだとしても多すぎるとそれが悪さをするんですね。もちろん悪いものが多ければなおさらです。
ただ、虚に対して実は体の状態に当てはめると良い場合の方が多いです。リミッターを超えない限りは少し実しているくらいの方がいいという事ですね。

たぶん、皆さんの周りにも何人かはいらっしゃると思いますが、いつも元気で明るく活発な人は実の人ですね。

では、実の悪い例を紹介していきましょう。

実が度を越して悪さをした症状に肝火上炎というものがあります。
五臓六腑の五臓には実しやすいものとそうでないものがあり、実しやすい臓の代表が「肝」です。
肝は別名ストレスの臓と言われていてストレスを溜めすぎると実証の症状が出てしまうんですね。肝は火の属性(燃えやすい、熱を帯やすい)があるので溜まったストレスが悪い気となり更に溜まると熱火します。この肝火が抑制できないとその火は頭に上り、頭痛や眩暈、耳鳴りなどを発生させます。
こうなる前に手を打たないといけません(^_^;)



自分がどちらのタイプなのか、なんとなくお分かりになりましたか
ある程度分かっておくと調子が悪くなった時、自分がどんな症状になりやすいか知っておくことができます。
そのタイプによって鍼灸の治療や漢方薬の選択は変わります。

これが、東洋医学による体質改善というものですね。

つづく…