〇子供は我慢強い ~小指中節骨骨折~

前回は、子供がバスケットボール中に右手小指を骨折してレントゲンを撮った時にあるモノを発見した!

というところまでお話しさせていただきました。今回はこの続きです。

 

発見したあるモノというのは・・・小指じゃなく手首を以前に骨折していたであろう痕跡です。

手首の骨折の時は病院にも行かず、特に治療もしないで放置して、気が付いたら痛みが引いていた。という状況でした。

 

手首といっても少し部位が変わると痛めている部位も変わります。

少し分かりにくいと思うので手首がどんな構造なのか確認してみましょう。

この図は手首の骨組みを表しています。

私が初めてこの手首を構成している骨の図を見た時は、『意外と骨が多いんだなぁ~』と思いました。

きっと初めてこの図を見る方で、私と同じような印象を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

手首が痛いといってもこれだけ骨があることに加えて、骨以外にも筋肉・靭帯・腱などもあります。

それが故に、痛みの原因が分かりにくい! といえるかもしれません。

 

子供以前、知らぬ間に骨折していたであろう骨は『舟状骨』という骨です。図では赤字で書かれています。

この舟状骨という骨は少し特徴があって、骨折していても気づかれないことは多い骨になります。

手首を捻挫したことのある方は、骨折に比べると多いかと思いますが、この舟状骨骨折はよく手首の捻挫と誤認されてしまうんです。

しっかりと骨折の治療せずに放置してしまうと手首の動きに制限がかかるようになる場合があるので注意が必要です。

比較的に出る症状などが同じで、鑑別しにくいのでレントゲン検査が必要です。

 

家の子供の場合は気が付かず放置してしまった為、手首の動きの制限が残っています。

では、なんで病院や治療をしなかったのかといことを考えてみました。

その答えは単純に、子供も私も気が付かなかった ということです。

 

何かスポーツや部活などをしていればケガをすることは頻繁にあることだと思います。

家の子供もよくケガをしていて、突き指なんて年中しているかもしれません(笑)

ケガをした時、今まで感じたことの無いくらいの痛みがあれば、周りにいる親・先生・友人に訴えることがあるかと思います。

この訴えが強ければ、それなりの対応をしますし、訴えが無い・弱ければ、少し様子をみてみる・そもそもケガに気が付かない という対応をしている方が多いのではないでしょうか?

 

よくケガをする子は、ある程度のケガには慣れていますし、あまりケガをしない子は慣れていませんよね。

ケガに慣れていない子がケガをした場合は、症状の訴えが強くなる事が多く

逆に、ケガに慣れている子は、『このくらいなら大丈夫かな』と症状を訴えない場合も少なくありません。

 

本人が感じている痛みの程度については本人にしか分かりません。

さらに、感覚は人それぞれ違いがある為、痛みの感じ方もみんな違います。

腫れていたり赤くなっていたり、痛みをかばって動きが変になっていたりなど、外見から判断できる場合はいいのですが

必ずしもそうとは限りません。

 

家の子も含めて、接骨院に来院する中学生・高校生・大学生は意外と痛みを我慢している子は多いんです。

我慢強いが故に、無理して運動したことで、当初は小さいケガだったのが大きなケガへと変わっていってしまいます。

そうならないように、子供の様子を周囲深く見てあげる必要があるのかもしれません。

 

周りが気が付いて病院や治療をすすめても、子供によっては病院に行くこと自体が嫌いな子も少ないと思います。

『いくら言っても病院に行こうとしない』 なんてこと家ではよくあります(笑)

こうなった時に、家では『このまま放置するともっと悪化して入院することになるよ?』と言うようにしています。

子供自体も行かないといけないのは分かっているようで、ここまで言われると『じゃあ・・・行こうかな』となるようです。

後は、しつこく言い続けるようにしています(笑)

 

痛みが弱い段階からケアができれば回復も早く、通院も少なくてすみます。

大きなケガになる前に、早め早めのケアをしていきましょう。