
前回は鼻呼吸について紹介させていただきました。ご覧になっていただけましたか?
胸郭の動きによって肩や腰などにも症状が出てくる! と説明させていただいたので、今回はこの内容についてです。
まず、胸郭の動きが悪いことでなんで肩に影響が出るの? について・・・

肩関節が何個の骨で構成されているのかご存知ですか?
構成する骨は3つ
鎖骨・肩甲骨・上腕骨 の3つで構成されています。
あれ?胸郭・肋骨が含まれていない! なんてことに気が付いた方もいらっしゃるかもしれませんね。
安心してください。
肩関節の構成する骨に胸郭・肋骨は含まれていませんが、肩関節を動かす時に胸郭や肋骨が関係してくるんです!
肩関節は私たちの体にある関節の中でも、最も大きな動きができる関節といえるほどの可動域があるのはご存知の方もいるかと思います。それが故に、何かとケガをしやすい関節ともいえるんです。
肩の関節を動かす時、例えば手を上に挙げる時はどんな動きをしているのかを見てみましょう。

腕を挙げるには肩甲骨が大きく動かないといけないのが確認できますか?
肩甲骨は肩関節を動かすうえでは、とても重要な動きをしています。
肩甲骨だけにフォーカスを当ててみましょう。

図で表されているように、肩甲骨がそれぞれの動きをしている時に大きく動いているのが確認できるかと思います。
今度は肩甲骨と肋骨を合わせて見てみましょう。

背中側から見ている図ですが、肩甲骨が動くときに肋骨の上をスライドしていくような形で動いているんです。
ここで、ようやく胸郭・肋骨の登場ですww
つまり、肩甲骨が動くときは肋骨の上をスライドして動いているので、肋骨の動きが悪いと、肩甲骨がうまくスライドできないんです。
なので、いくら肩を動かそうとしても肋骨などが硬いままでは肩だけをケアしてもなかなか改善できないんです!
これが、胸郭・肋骨が悪いと肩に影響が出てしまう理由です。
次回は腰に影響が出る理由を説明していきます!
ご清聴ありがとうございました。
7/30 つゆぐち