〇肋骨は痛めやすい?

肋骨(ろっこつ)、あばら骨ともいわれることがある骨です。

肋骨は片側12本あり胸郭と呼ばれる鳥かごのような形で、肺や心臓などの臓器を守ってくれています。

そんな臓器を守ってくれている肋骨ですが、意外と強度が【弱い】ということはご存知ですか?

 

『え?そんなことで・・・』なんてことが原因で肋骨を痛めてしまうこともあります。

痛める原因として代表的なのは、打撲・捻る・やくしゃみなどが考えられます。

 

転倒などをした時に肋骨を地面にぶつけてしまったりして起こるのは打撲。

寝返りや、ゴルフのスイングなど体を捻った時に痛めてしまう。

このように、打撲や捻りが加わることで骨折してしまうのはイメージがしやすいのではないでしょうか?

 

ですが、咳やくしゃみでも骨折する!なんて聞くとなんだか咳やくしゃみをするのが恐くなりませんか?

そもそも、なぜ咳が出るのかご存知ですか?

 

私たちは常に呼吸をしています。

呼吸は鼻や口から空気を取り込んで気管・気管支を通って肺へと続いていきます。

この時、外気のチリ・ホコリ・細菌・ウイルスなどが気管・気管支・肺へ侵入するのを防ぐために

一気に空気を吐き出すのが咳です。

つまり、咳は体の防御反応だというこになります。

この咳が長期間継続すると、気管・気管支・肺などの呼吸器に対するストレスが増加します。

このストレスは呼吸器だけではなく、肋骨にまで悪影響を及ぼしてしまうんです。

このストレスに肋骨が耐え切れなくなった時、骨折してしまうんです。

 

骨折の場合は程度によって何本かの肋骨が同時に骨折してしまう場合もあれば一本だけ骨折してしまう場合もあります。

頻度としては、同時に何本かの肋骨が折れてしまうことの方が多いんです。

 

肋骨が骨折した時、あまりにも外力が強いと肋骨が骨折するだけでなく、折れた肋骨の一部が胸郭内の臓器を傷つけてしまう場合も珍しくありません。

その代表的なのがです。

肺は呼吸をする為に必要な臓器であることはご存知の方も多いと思いますが、その肺が傷つけてられてしまうとどうなのるか・・

 

それは気胸(ききょう)・血胸(けっきょう)と呼ばれる状態になってしまうんです。

簡単に言えば、肺は本来息を吸った時に膨らんで、息を吐いた時に小さくなっています。

気胸・血胸になると、この一連の動きがうまくいかなくなってしまうんです。

 

症状として、とても息苦しく、いくら呼吸しても肺が膨らまないので息苦しさは変わらないという大変怖い状態になります。

気胸は骨折以外でもなることがありますが、それが軽度の場合は数分で自然回復する場合もあります。

しかし、骨折による場合は整形外科で診てもらい、状態を確認するのがベストです。

 

肋骨は細長く薄い為、折れやすい部分ではありますが、肋骨が折れたことによって重症となる場合があるということは知っていてください。

もし、咳をして肋骨が痛むような場合や、深呼吸した時に痛みが出る場合は肋骨骨折が疑われるので、近くの整形外科・接骨院で診てもらってくださいね。