〇交通事故外傷 フロントガラス外傷

前回から『交通事故外傷』について紹介しています。

前回はムチウチについて紹介させていただきました。

 

交通事故外傷の代表的なのはムチウチかもしれませんが、今回はムチウチ以外の交通事故外傷を紹介していこうと思います。

 

まず、『交通事故外傷』は3つのタイプに分類できます。

〇フロントガラス外傷

〇ハンドル外傷

〇ダッシュボード外傷 の3つです。

 

フロントガラス外傷 約40~45%(最も起こりやすい外傷です)

フロントガラス外傷は頭部や頚部、顔面部をケガすることが多いのが特徴です。

この外傷でもっとも怖いのが頭部への強い外力が脳にダメージを与えてしまうことです。

 

前回紹介したムチウチもここに分類されます。

ムチウチ以外では脳へのダメージや顔の損傷が考えられます。

 

  Ⅰ型(単純型) 神経的症状を認めない

Ⅱ型(脳震盪型)(のうしんとう) 意識消失があるも神経症状を残さないもの

Ⅲ型(脳挫傷型)(のうざしょう) 意識障害が6時間以上継続するか・脳の損傷があるもの

Ⅳ型(頭蓋内出腫型) (とうがいないけっしゅ) 硬膜外血腫・硬膜下血腫

 

これは荒木の分類といわれる脳の重症度の分類です。

これほどの衝撃が加わると、頭蓋骨も骨折してしまう可能性が高くなります。

 

頭蓋骨骨折は髄液漏(ずいえきろう)・ブラックアイ(前頭蓋窩骨折時)・バトル兆候(中頭蓋窩骨折時)

などが症状としてみられる場合もあります。

絶対安静が必要で頭部を高位にして周囲を固定することが必要です。

 

※髄液漏(ずいえきろう)

 脳脊髄液が硬膜や骨の欠損部から、鼻腔・外耳道へ流出する現象です。

 

この頭部・脳へなんらかのダメージがあった場合、すぐに意識を失う場合もあれば、直後は平気だけど数時間後に意識を失う場合もあるんです。もしかしたら、数か月後に症状がでてくるかもしれません。

 

だから、万が一交通事故に遭遇してしまった時は、直後は平気でも病院へ行っておくことがとても大切なんです。

なんで、症状の出るまでにタイムラグが存在するのかについては後日ブログで説明させていただきます。

 

今回の内容では

例えば、車に乗車中に後方から追突されたけど、痛みは出でないし、意外と平気かも・・・と病院へ行くのをやめてしまう。

なんてことは絶対にしてはイケナイんだ!だって、そう数時間後に何か症状が出てくるかもしれない!

っという認識を持っていただければ、このブログを書いた事が意味あることになってくれるかもしれません。

 

交通事故は車を運転している時はもちろん、車を運転していない時にでも遭遇することがあります。

無理な運転はもちろんですが、歩いている時・自転車に乗っている時にも無理な横断などには気を付けましょう!

無事故無ケガで年末を乗り切っていい年越しを迎えましょう!