●筋肉ってどんな仕組み?

 我々が普段意識しなくても行っている動きは数多くあります。

 

例えば、歩いている時に使われる筋肉の数は約15個もあります。

歩行周期を使って少し詳しく説明させていただきます。

 

全歩行周期に活動する筋肉 ・脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)・前脛骨筋(ぜんけいこつきん)

 

立脚相前半に活動する筋肉 ・大殿筋(だいでんきん)・中殿筋(ちゅうでんきん)・ハムストリングス・前脛骨筋

 

   後半に活動する筋肉 ・腓腹筋(ひふくきん)・ヒラメ筋・後脛骨筋(こうけいこつきん)

             ・長母趾屈筋(ちょうぼしくっきん)・腓骨筋(ひこつきん)

 

遊脚相前半に活動する筋肉 ・腸腰筋(ちょうようきん)・内転筋(ないてんきん)

 

   後半に活動する筋肉 ・大腿四頭筋(だいたいしとうきん)・ハムストリングス

 

※立脚相=足を着いている時

 遊脚相=足を浮かしている時

 

普段、歩いている時に

『まず左の大殿筋を収縮させてから、腓腹筋に力を入れて、次に腸腰筋と大腿四頭筋を使って。次は反対側だ!』

なんてこと考えている方はいらっしゃいませんよね?

歩いている時は意識をしていなくても、歩いている時には無意識のうちに色々な筋肉を使っていることになります。

 

この無意識の中でも使っている筋肉ですが、実際どんなメカニズムになっているのかご存知ですか?

 

今回は『筋肉が収縮するメカニズム』について説明させていただこうと思います。

上の図は筋肉の構造を表しています。

図で表しているのは、一つの筋肉には多くの筋原線維(きんげんせんい)※上の図では筋細線維 

が束になることで、筋肉を作っている。 ということです。

筋肉が収縮する時は、筋原線維の中にある、アクチンフィラメントとミオシンフィラメントが滑走(かっそう)することで筋収縮が起こっているんです。

 

もう少し詳しく説明すると

筋原線維の中にあるアクチンとミオシンを拡大してみると上のような図になります。

アクチンとミオシンは交互に配列していて、アクチンがミオシンの間にスライドすることで

とても小さな筋収縮が起こります。

 

 

筋収縮はこのアクチンとミオシンの小さな筋収縮が数多く同時に起こることで筋収縮が生じているんです。

筋肉が弛緩(ゆるむ)時は、逆の動きをしていきます。

 

つまり、たった一つの筋肉を動かす時に多数のアクチンとミオシンが動いているということです。

 

 

筋肉が上手くスライド(滑走)してない場合は様々な要因がありますが

ここで、説明するには、もっと細かな部分の話になってしまうので今回は割愛させていただきました。

 

ちなみに、この筋収縮・弛緩が起こる際のエネルギー原はATP(アデノシン三リン酸)と言われる物質です。

この他にもカルシウムイオンやアセチルコリンといった物質も重要な役割をしています。 

 

今回は筋肉の収縮のメカニズムとして紹介させていただきました。

次回も体の仕組みについて紹介させていただこうと思います。