●コンパートメント症候群について

コンパートメント症候群ってご存知ですか?

これは誰にでも起こる可能性のある疾患なので、知っておいて損はないと思います。

 

コンパートメント症候群を漢字で表すと、『 筋区画症候群 』といいます。

今回は下腿のコンパートメント症候群について説明していきます。

 

膝から下の下腿部の筋肉は区画を言われるスペースの中に筋肉が入っている状態なんです。

コンパートメント症候群はこの区画が何らかの原因により内圧が上昇することで筋肉・神経・血管を圧迫しシビレや激しい痛みを起こす疾患をコンパートメント症候群といいます。

下腿部の区画は全部で4つあり、前方区画・側方区画・浅後方区画・深後方区画に分けられます。

図を見て分かるように前方区画が一番コンパートメント症候群を起こしやすい場所なんです。

 

コンパートメント症候群は慢性型急性型に分けられ

 

慢性型は運動などで長時間筋肉を使うことで筋肉が肥大し区画内圧が上昇することで、痛みが出る為それ以上運動ができなくなります。少し休息を取ると区画内圧が下がる為、症状は軽減しますが、また筋肉を使い出すと再発するという症状が多いのが特徴です。

 

 

急性型は下腿骨折・強い打撲などをした時は内部で出血が起こりますが、これが区画内で起こることで内圧が上昇する場合や包帯・サポーター・ギブスなどで患部を固定することで圧迫により内圧が上昇して起こる場合があります。

急性型の恐い所は不可逆性の後遺症(筋肉の壊死)が残る可能性があることです。

 

※今回は紹介していませんが、前腕のコンパートメント症候群の後遺症ではフォルクマン拘縮という筋肉が壊死してしまうことがあります。

 

不可逆性とは一生治らないことを意味します。

さらに、急性型の場合は症状の進行が速いので、激しい痛み・腫れ・感覚異常などを感じたらすぐに病院or119番!

 また、正確な診断には区画内圧を測る特殊な検査が必要となるので、整形外科・病院を受診して下さい。

 

慢性型の場合は接骨院でも治療することができますが、急性型の場合は固定などをした後に痛みが強くなったら要注意ですよ!

 

当院をご利用して下さっている方も中にも、ある程度痛くても出来るだけ我慢して、さらに痛みが強くなってから来院される方がいらっしゃいます。半分以上の方から『時間が経てば良くなると思った』という言葉を耳にします。

お気持ちは分かるんです!現実に時間が経てば症状が改善する場合も多くありますし、『接骨院に行く必要性』が無いと感じても仕方ないと思います。ですが、症状・状態によっては『時間が経てば経つほど悪くなる』場合もあるんだということを頭の片隅に入れといていただければと思い、今回は緊急性の高いコンパートメント症候群について説明させていただきました。

 

何か気になることがあれば、お気軽にお問い合わせくださいね!