アキレス腱の損傷について ~アキレス腱炎偏~

前回はアキレス腱の断裂について説明させていただきました。

今回はアキレス腱の損傷でも腱の炎症について説明していこうと思います。

 

今回説明する、アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎は似たような症状や発生機序があります。

腱炎・周囲炎の違いを簡単に言うと、腱実質が炎症しているのか・アキレス腱の周囲の組織が炎症しているのかということです。

 

どちらも炎症なので、何かしらのストレスが加わっていることが考えられます。

ストレスを与えてしまっているものとして、なにが考えられると思いますか?

 

それは

①アキレス腱の元となる下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)のオーバーユース

②下腿三頭筋の柔軟性の低下などによる滑走不全

③過度の伸張力(伸ばしすぎ)

④過回内(オーバープロネーション)

⑤不良姿勢

⑥シューズが合っていない

 

この他にもストレスを与えている原因は数多くありますが、今回はこの中から特に注意が必要なのを紹介していきます。

それは①下腿三頭筋のオーバーユース④過回内⑤不良姿勢⑥シューズが合ってない この4つです。

  

 

まず、④過回内(オーバープロネーション)についてです。

この過回内は簡単に言えば、足の動かし方・使い方が崩れているということです。

この過回内(オーバープロネーション)に対応できる、専用のシューズ・インソールなど市販されていることが多くあります。

シューズ・インソールを使って改善されるのであればそれに越したことはありませんよね。

 

ですが、個人的にはあまりシューズ・インソールに頼りすぎるのはおススメしません。

※しっかり測定し、自分専用のインソール+シューズを使っている場合は別です。

 

オススメできない理由は、この過回内(オーバープロネーション)は本人でも知らない左右差があるからです。

左右対象の過回内(オーバープロネーション)はあまり臨床でみることは少なく

必ず、どちらかが過回内(オーバープロネーション)が強く・反対側は程度が弱い(もしくは無い) このケースが多いんです。

そうなると、市販の物が自分にぴったりフィットするということは難しいかもしれません。

 

 

過回内(オーバープロネーション)になる原因としては、成長段階での骨・筋のバランスによる場合もあれば

足のアーチが無くなることで偏平足となることが原因の場合もあります。

 

ここで大切なのが

●ご人身の足はどっちが過回内(オーバープロネーション)になっているのか!

●なんで、過回内(オーバープロネーション)になったのか!

●どのくらい左右差があるのか!

を知ることです。この事を知ることがとても重要なんです。

 

文量が多くなってしまうので、今回はここまで!

残り3つに関しては次週説明させていただこうと思います。