●足関節(距腿関節)の捻挫について

捻挫という単語自体はよく耳にするかもしれません。

スポーツをしている方はもちろんですが、日常生活でも階段を踏み外したなどの時に起こりやすいのが捻挫です。

 

そもそも、捻挫とは関節を捻ったことで痛めたケガを指しますが

程度によっては靭帯・筋肉・半月板などを損傷することや骨折になることもあるので、軽視することはできません。

 

ギックリ腰も腰椎捻挫・仙腸関節捻挫といって捻挫の一種に含まれます。

 数ある関節の中でも、もっとも多いとされるのが、足関節(距腿関節)の捻挫です。

なぜ足関節(距腿関節)の捻挫が多いのかは、前回のブログをご覧ください。

 

距腿関節の捻挫は、本来の可動域を越えて関節が捻られ、周囲の靭帯が損傷していることを意味します。

 

症状: 痛み・熱感・腫れ・内出血 などです。

応急処置: RICE処置(冷却・圧迫・挙上・安静)

 

『捻挫したけど歩けているから平気!』なんて思っていませんか?

誤解されてることが多いんですが、『歩ける=大丈夫』ということではないんです!

歩くのは平気だけど、『押すと痛い!』という時は靭帯を痛めている可能性が高いのでケアが必要です。

 

この捻挫によって損傷される靭帯について説明します。

 

靭帯とは骨と骨と繋ぎ、関節の動きが本来の可動域を越えないようにする役割が主で

筋肉なと違い、弾力性は無く硬い組織です。

 

距腿関節の捻挫は内反捻挫を多いですが、この内反捻挫時に損傷しやすい靭帯があるので、紹介します。

それは、前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯の3つです。

 

この靭帯は足の外側にあり、外果(外くるぶし)の斜め下のほうにあります。

上の図で分かるように、もっとも痛めやすいのが、前距腓靭帯で次に踵腓靭帯です。

もし、捻挫をした時に『ブチッ』などの音が聞こえた時は断裂している可能性があります。

そんな時は、お風呂などは控えてテーピングなどで固定することをおススメです。

可能であれば、車などで患部に荷重を加えないようにした状態で来院して下さい。

 

靭帯が損傷した程度により三段階に分けられます。

一度 軽微な損傷

二度 靭帯が部分断裂している損傷

三度 靭帯が完全断裂している損傷 (手術適用)

 

残念ながら、靭帯は切れてしまうと、完全に元に戻ることはありません。

完全に元に戻すには、手術で物理的に縫合するしかないんです。

スポーツ選手などが、ケガをした時に手術をすることが多いのは、出来るだけ完全な状態に戻すことでパフォーマンスを低下させないことに加えて、再負傷を予防する為といわれています。

では、必ずしも手術をしないといけないのか? というとそうでもありません。

靭帯が完全断裂している場合は、手術をおススメしますが

一度・二度の場合は手術をしなくてもいい場合もあります。

それは、どの程度の損傷なのかによるので、しっかりと検査を受けて靭帯がどれくらい損傷しているのかを知る必要がありますので、もしケガをした時はご注意ください!

 

御清聴ありがとうございました。

次回は捻挫の再発防止について説明していこうと思います。

気になる方は来週も是非ご覧ください!