●変形性膝関節症について考える ~ 膝窩筋 ~

前回、膝関節の半月板について解説させていただきました。

今回はこの半月版と関係性のある筋肉として【半膜様筋・膝窩筋】を紹介したいと思います。

 

半膜様筋と膝窩筋は半月板の後面を走行するインナーマッスルになります。

 

半膜様筋の作用は膝関節屈曲+下腿内旋になり

半膜様筋は内側半月版の一部に付着しています。

 

膝窩筋の作用は膝関節屈曲に伴う下腿の内旋で

膝窩筋は外側半月板の一部に付着しています。

 

膝関節が屈曲した際、内側・外側半月板は後方に移動しますが、この時に半膜様筋・膝窩筋に牽引されることによりスムーズな動きをしてくれているんです。

 

どちらの筋肉も下腿の内旋に作用する筋肉ですが、下腿内旋の筋肉は

縫工筋・半腱様筋・薄筋があり、全部で5つの筋肉が下腿内旋に作用しているんです。

 

縫工筋・半腱様筋・半膜様筋・薄筋・膝窩筋 の中で一つ仲間外れがあるんですがどれか分かりますか?

 

 

それは

 

【膝窩筋】です!

 

理由は膝窩筋が単関節筋だから!になります。

 

他の4つの筋肉は寛骨(腸骨・坐骨・恥骨)に筋肉の起始部を持つのに対して、膝窩筋は大腿骨外側顆に起始部を持っています。

 

単関節筋とは一つの関節をまたいで走行している筋肉のことで、膝窩筋がズバリこれに当たります。

 

単関節筋の事は分かったかと思いますが、単関節筋だと何が違うのか・・・

 

それは股関節の影響を受けることなく、下腿内旋ができる! ということなんです。

 

縫工筋・半膜様筋・半腱様筋・薄筋は腸骨という骨盤を形成している部分から走行している為、股関節に何か影響が起こると

 

股関節以外の部分にまで影響を与えてしまうんです。

 

逆をいうと、膝関節に痛みがある時に股関節の形(立ったり・座ったり)などを変えても、変わらず膝に痛みが出る場合は

膝窩筋又は膝関節の軟部組織などからの影響を受けている可能性が高くなるんです!

 

膝窩筋は大きい筋肉ではありませんが、膝関節を動かす上では重要な役割をしている筋肉だということは少しご理解いただけましたか?

 

次回も、この膝窩筋の動きについて詳しく説明していこうと思います。

 

 

毎週金曜日更新!『変形性膝関節症について考える』  ブログ作成者:ツユグチ