●毎週金曜日更新!『膝のお話』 No.5

先週の答え合わせは・・・

 

膝の内側に加わるストレスが大きいからクッションが摩耗しやすくなる

 

が答えになります。

 

これまで、膝にどんな変化が及ぶのかということを少しずつ話をしてきました。

 

今回は膝にストレスが加わると何処が損傷されてしまうのか?

について話していこうと思いますが、まずは、膝がどんな構造になっているのかを理解していただいた

方がいいかと思い、今回は膝の構造をについて話をしていこうと思います。

 

●膝が何個の骨で構成されてるか知ってますか?

 

膝関節=大腿骨・脛骨・膝蓋骨の骨で構成されています。

関節分類=複関節

周辺には多くの筋肉が走行しています。(大腿四頭筋など)

膝関節面には半月板(外側半月・内側半月)・滑液・軟骨

・靭帯(前十字靭帯・後十字靭帯・内側側副靭帯・外側側副靭帯・膝蓋靭帯・腸脛靭帯)

などが安定性を保つ為にあるんです。

 

膝関節だけとみても多くの組織が存在しているんです。

 

まず半月板は、大腿骨と脛骨が直接ぶつからないようにクッションの役割をしています。

膝関節を曲げ伸ばしすると、半月板も一緒に動いて骨と骨の間に挟まりストレスを軽減させているんです!

 

内側半月と外側半月に分けられ、外側半月はO字状で小さく、

内側半月はC字状で大きくなっていますが、ストレスの加わりやすい為、

内側半月の方が大きくなっています。

 

●半月板を損傷するとどうなるの?

 

半月板を損傷したりするとクッションが無くなるので骨と骨が直接ぶつかり、激しい痛みを伴います。

 

半月板損傷に見られる症状には、

キャッチングと呼ばれる膝の屈伸時の違和感や、階段を下りる時などに膝が崩れるような

ギビングウエイと呼ばれる現象があります。

 

半月板が傷ついた状態だと、曲げ伸ばしの際にひっかっかりが生じます。

それが、膝の違和感の原因とされています。

 

さらに、断裂した半月板が、関節の中でひっかかった状態になっている場合は、

ロッキングといって、膝が動かなくなってしまいます。

 

●損傷してしまう原因は?

 

スポーツなどの怪我から生じる場合と、加齢により傷つきやすくなっている半月に微妙な外力が加わって損傷する場合とが考えられます。

 

体重が加わった状態でのひねりや衝撃によって半月だけが損傷するものと、前十字靱帯損傷などに合併して起こるものとがあります。

 

半月は加齢に伴い変性するので、40歳以上では半月損傷が起こりやすくなると考えられています。

 

原因が様々であるため、損傷の形も様々で形態により変性断裂、水平断裂、縦断裂、横断裂に分類されます。損傷の状態によっては放置すると、さらに関節軟骨を傷めることにも繋がりますので、違和感を感じた方は当院又は専門院への受診をおススメします。

 

滑液や軟骨については次回お話することにします。

 

半月板は、再生能力が無いので、一度損傷してしまうと、残念ながら、もう元には戻りません。

外科的な手術でしか半月板自体を修復できませんが、ストレスの加わり方などを変えられれば痛みの出かたも変えられるので、痛みがあるからといって、諦めるのは早いですよ!

 

普段は意識しなくても、膝で働いてる半月板ですが、少しでもその働きが長く円滑にしていけるようにするには、体を良くしようという意志と体のケアが必要なんです。

 

 

次回は、軟骨や滑液について話しようと思いますので、気になる方はまた来てください。